青森中央学院大学のアクティベートサークルが7日に東北町の小川原湖交流センター「宝湖館」周辺で行われる「おがわら湖美味満彩(びみまんさい)祭り」(宝湖活性化協議会主催)で、同町産のニンジンや牛乳を使った2種類のカップケーキを販売する。猛暑の影響で野菜や牛に被害が出ている町を応援したいと企画。30日は、青森市新町の同大サテライトキャンパスで試作した。
同サークルは、県内のイベントに参加して地域貢献する活動を展開している。今回は町と同大が2017年に結んだ包括連携協定に基づき、出展する。
30日は、サークル長の佐々木みゆさん(21)=経営法学部3年=と、副サークル長の片山華鈴さん(21)=同=が試作に挑戦。「キャロットケーキ」はニンジンが苦手な人でも食べられる優しい甘さが特徴で、「ベリーケーキ」は町内産の生乳100%の「あおい森の牛乳」を使い、ベリーの風味が効いている。
昨年も同祭りに出展し、町に対して人柄が優しく、自然豊かな印象を持ったという2人。「おいしくできた」と口をそろえ、「猛暑で被害を受けた東北町を元気づけたい」(佐々木さん)、「牛乳やニンジンの消費を応援し、一緒に祭りを盛り上げたい」(片山さん)と意気込んでいる。カップケーキは1個300円で、各80個程度販売する。
祭りでは、ヤマトシジミのすくい取りと町産牛肉販売会(午前10時~)、日光猿軍団の特別公演(午前11時半~、午後2時~)、シラウオ唐揚げ限定販売(正午~)など、多彩な催しが行われる。