田子牛の丸焼き復活/にんにくとべごまつり 1日まで

大勢の来場者でにぎわうにんにくとべごまつりの屋外バーベキュー会場

 青森県田子町の創遊村229(にんにく)スキーランド特設会場で9月30日、恒例の「にんにくとべごまつり」が2日間の日程で開幕した。呼び物の「田子牛の丸焼き」が4年ぶりに復活、お徳用訳あり黒ニンニクとともに、販売開始前から長蛇の列ができた。

 同まつりは38回目。同日は午前10時の開場前から来場する人が目立った。屋外、屋内のバーベキュー広場も満員で、宮下宗一郎知事ら来賓の姿も。同まつり実行委員会の釜渕嘉与(よしとも)委員長は「今年から本当のフル開催に戻った。来場したことがある人も初めての人も、思い切り楽しんで」などと話した。会場では各種アトラクションが行われ、キッチンカーや屋台もにぎわった。

 牛の丸焼きの列に早々に並んだ、階上町の小西広明さん、香奈子さん夫妻は赤保内小の凛緒那さん(4年)、凛音君(1年)と4人で三戸町にある香奈子さんの実家に泊まり、早い時間に会場入りしたといい、牛の丸焼きについて「待ってました、という感じ。一部は家に持ち帰って味わいたい」と話した。

 会場整理などのため三戸高、名久井農業高、八戸学院大、八戸工業大、北里大の生徒学生を含む約250人がボランティアを務め、バーベキュー会場を担当した齋藤弘明さん(三戸高1年)は「会場はちょっと遠いが、これだけたくさんの人が訪れるので、有名なイベントだと実感した」などと話した。

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