<熊谷小4ひき逃げ>未解決のまま14年…母親ら現場付近で情報提供呼びかけ チラシ400枚ドライバーに手渡す

車のドライバーにチラシを手渡し、情報提供を呼びかける母親(左)=30日午後4時15分ごろ、埼玉県熊谷市本石1丁目

 埼玉県熊谷市で2009年9月、小学4年の小関孝徳君=当時(10)=が死亡した未解決のひき逃げ事件から14年となった30日、県警と孝徳君の母親は事故現場付近でドライバーなどにチラシを配り、情報提供を呼びかけた。

 事件は09年9月30日午後6時50分ごろ、同市本石の路上で発生。孝徳君は自転車で帰宅途中に事故に遭った。県警は時効目前となった19年9月、自動車運転過失致死罪から危険運転致死罪に罪名を変更し、捜査を継続することになり、時効は10年延長になった。

 県警は県警本部交通捜査課と熊谷署の署員計23人が参加。事故現場付近にある北大通りで、400枚のチラシを車のドライバーなどに手渡した。

 母親は「SNS(交流サイト)の発信が犯人逮捕に結び付くと信じている。死亡ひき逃げ事故の時効撤廃も社会に呼びかけたい」と話した。

 母親のブログは「《未解決》熊谷市小4男児死亡ひき逃げ事故!」(https://ameblo.jp/kosekitakanori/)。

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