大井川鉄道 一部区間の運転再開 不通区間は残り約20Km 全線再開のめど立たず

去年9月の台風による被害で、運転区間の半分が運休している静岡県の大井川鉄道本線。10月1日、そのうちの一部家山駅から川根温泉笹間渡駅の区間で運転を再開しました。

大井川鉄道は去年9月の台風15号によって沿線で大規模な土砂崩れなどが発生し、一時すべての区間で運休するなど甚大な被害を受けました。1日から運転を再開したのは大井川本線の家山駅から川根温泉笹間渡駅までの約3キロの区間です。川根温泉笹間渡駅には多くの地元住民が集まり、メッセージボードを掲げるなどして運転再開を祝いました。住民は「1年ぶりに列車が通って、音が聞けてすごく嬉しい」と話していました。

大井川鉄道によりますと、川根温泉笹間渡駅から千頭駅までの 残りの不通区間約20キロは運転再開の見通しが立っていないということです。

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