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津軽塗をテーマに青森県弘前市で撮影され、現在公開中の映画「バカ塗りの娘」に出演した、タレントで元りんご娘の王林さんが1日、同市のイオンシネマ弘前で舞台あいさつを行った。「地元の皆さんと感動を共有できて幸せです」と観客に感謝の言葉を述べた。
王林さんは映画で、結婚式場のスタッフ役を津軽弁で熱演した。
後方の座席で観客と一緒に映画を鑑賞していた王林さん。上映後、4月からオンライン上で販売を始めた自身のアパレルブランド「What Is Heart(WIH)」(わいは)の、津軽塗をモチーフにしたワンピース姿で登場し「思わず泣いてしまいました」と、興奮さめやらぬ様子。「家族愛や人と人とのつながりなど、いろいろなことを考えさせられる映画。出演できたことがあらためてうれしかった」と笑顔を見せた。
王林さんの祖父は元津軽塗職人。「寒い中、黙々と作業をしていた姿を鮮明に思い出した。津軽塗の奥深さが伝わってきた」といい、「青森の四季や食などもぎゅっと、しかもナチュラルに詰まった作品。多くの人に見てもらいたい」とアピールした。