ジローナ戦で愚行退場のナチョに最大4試合出場停止の可能性…

[写真:Getty Images]

レアル・マドリーの元スペイン代表DFナチョ・フェルナンデスが、ジローナ戦での愚行退場によって数試合の出場停止を余儀なくされる見込みだ。スペイン『ムンド・デポルティボ』が報じている。

マドリーは、9月30日に行われたラ・リーガ第8節のジローナとの首位攻防戦で3-0の快勝を収めて首位奪還に成功した。

だが、同試合の後半アディショナルタイムにはマドリーの3点リードという大勢が決した状況において、ナチョが相手MFポルトゥが抜け出しを試みた場面において、かなりの勢いで低空ドロップキックのような激しいタックルを敢行。これで右足の脛の内側に強い打撃を受けたポルトゥはプレー続行不可能となり、担架に乗せられてピッチを後に。

また、当初はイエローカードを掲示されたナチョだったが、オンフィールド・レビューの結果、すぐさまカードの色が赤に変わって一発退場となっていた。

また、退場時の不適切な振る舞いによってジローナ陣営の怒りを買った結果、同僚DFアントニオ・リュディガーの仲裁で事なきを得たものの、せっかくの好勝負に水を差す形となった。

同試合後、ナチョは自身のインスタグラムで「試合での偶発的な行動についてポルトゥに謝りたい。今日を含め自分のキャリアを通して、僕は誰かを傷つけるつもりはなかった。順調に早く回復することを願っています」との謝罪コメントを投稿。しかし、前述の振る舞いの影響もあってSNS上では厳しい批判に晒されている状況だ。

そのナチョに関して、『ムンド・デポルティボ』は、次節のオサスナ戦に加え、追加での出場停止処分の可能性を指摘している。

試合後にカルロ・アンチェロッティ監督が「不必要だった」と苦言を呈したこのラフプレーに関しては暴力行為とみなされる可能性があり、その場合は最低4試合の出場停止を科される可能性があるという。一方、単なる危険なプレーと判断された場合は、最大3試合の出場停止となる見込みだという。

スペインサッカー連盟(RFEF)の競技委員会は週明けの4日にナチョの出場停止処分を決定する予定だが、最も厳しい裁定が下った場合はオサスナ戦に加え、セビージャ戦、バルセロナ戦、ラージョ戦の4試合で不在となるかもしれない。

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