【動画】「福井へようこそ」北陸新幹線の県内4駅でW7系歓迎式 情熱駅長1000人によるCM撮影会も

大勢の福井県民の歓迎を受け、北陸新幹線福井駅に到着する営業車両「W7系」=10月1日午後1時45分ごろ、福井県福井市の同駅

 「ようこそ福井へ」―。来春の北陸新幹線金沢―敦賀間の開業に向けた試験走行に合わせ、福井県内の新幹線4駅で10月1日、営業車両「W7系」の歓迎式典が開かれた。抽選で選ばれた約3千人の県民が笑顔で車両を出迎え、半年後に迫った“新幹線時代”の到来に期待を一層膨らませた。

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 走行試験は9月23日、新幹線電気・軌道総合検測車「イーストアイ」の運行から始まり、同26日に営業車両「W7系」が初めて県内区間を走行した。1日は午前1時50分に白山総合車両所(石川県白山市)を出発。芦原温泉、福井、越前たけふ、敦賀の4駅にそれぞれ約30分間停車し、県民から熱烈な歓迎を受けた。各駅とも約500人が参加した。

 福井駅には午後1時50分ごろ到着。ホームに車両がゆっくりと滑り込むと、杉本達治知事や県選出国会議員、抽選で選ばれた福井、大野、勝山、永平寺4市町の住民らが一斉にうちわを振って出迎えた。東村新一福井市長ら4市町の首長と地元小学生がくす玉を割って祝った。

 福井を全国にPRするため県が募った「福井情熱駅長」千人によるCM撮影会も4駅ホームや沿線各地で行われ、歓迎の熱気に包まれた。走行試験はイーストアイを含めて12月9日までのうち約40日間、1日1往復程度のペースで行われる。

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