県都の秋、5000人力走 まるごとマラソン、4年ぶり通常開催

文翔館前を駆け抜けるランナー=山形市七日町3丁目

 山形市中心部を走る「山形まるごとマラソン」が1日、市総合スポーツセンター発着コースで行われた。大会は10回目で4年ぶりの通常開催。海外を含む県内外のランナー約5千人が秋の山形路を駆け抜けた。

 霞城公園や文翔館、馬見ケ崎川沿いなどを巡るメインのハーフ(21.0975キロ)、5キロ、3キロ、ファミリー(3キロ)の各部門に計5434人がエントリーした。ゲストランナーには、北京五輪陸上女子5千メートル代表の小林祐梨子さん、東洋大時代に東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)で2代目「山の神」と称された柏原竜二さん(富士通)を迎えた。このほか、10回記念として半沢康選手(山形南高出身)が所属する順天堂大など箱根駅伝出場チームの選手がハーフの部にオープン参加した。

 仙台市広瀬小1年渡辺真帆さん(7)は母志穂さん(45)とファミリーの部に参加し「お母さんが隣で『頑張って』と励ましてくれて、最後まで止まらずに走ることができた」。ハーフの部に出場の父淳一さん(42)=天童市出身=は「親子3人で新しい思い出ができた」と話した。

 ハーフ男子は荒井雄哉さん(山形環境ER)が1時間6分16秒で初優勝し、同女子は本間未来さん(BRAID)が1時間19分17秒で4連覇した。

さっそうとスタートを切るランナーたち=山形市総合スポーツセンター前
文翔館前の通りを駆け抜けるランナー=山形市七日町3丁目
山形市内をはつらつと駆け抜けるランナー=七日町3丁目

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