クラブは嘲笑動画騒動で批判受けるも…ナポリFWオシムヘンは“大人の対応”「リスペクトし合い、理解し続けよう」

写真:オシムヘンとナポリの関係悪化が心配されたが…

ナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンが、所属クラブであるナポリへの愛情を示した。

現地時間9月24日に行われたセリエA第5節のボローニャ戦に先発したオシムヘンは、PKのチャンスを得るも失敗。すると、試合後にナポリがクラブ公式TikTokでPK失敗を嘲笑するような動画を投稿し、物議をかもしていた。

28日には、ナポリが声明を発表。しかし、声明内に明確な謝罪の言葉がなく、嘲笑の意図がなかったという説明に終始したことで、さらなる批判を集める結果となった。

オシムヘンの代理人が法的措置をちらつかせ、ナイジェリアのスポーツ大臣であるジョン・オワン・エノー氏が事実の明確化および選手の保護を目指す旨の声明を発表するほどの事態に発展した本件。だが、当事者のオシムヘンは自身のインスタグラムで次のようにクラブ愛を強調している。

「2020年にナポリの街へとやって来たことは、僕にとって素晴らしい選択だった」

「ナポリの人々は僕にとてもたくさんの愛情と優しさを示してくれたし、僕たちのこの関係を誰にも壊されたくはない。ナポリの人々の情熱は、常にハートと気持ちを持ってプレーするためのエネルギーになっていて、プライドとともに戦ううえでも、このバッジへの愛情は揺るぎないものなんだ」

「ナポリの人々に対する非難は真実ではないよ。僕にはナポリにたくさんの友人がいて、僕の家族にとっても日常の一部になっている。僕へのサポートのために声を上げたナイジェリア人やみんなには敬意を示している。本当にありがとう、一生感謝する。これからも団結し、リスペクトし合い、理解し続けよう。フォルツァ・ナポリ」

“大人の対応”で事態の沈静化をはかったオシムヘン。昨季ナポリを33年ぶりのスクデット獲得に導いた絶対エースが、あらためてクラブに忠誠を誓った。

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