伝統の民俗芸能 迫力ある演奏と動きで市民魅了 長崎の5団体 市中心部をパレード

多くの市民を前に、中尾獅子浮立を披露する出演者たち=長崎市浜町

 長崎郷土芸能大会が1日、長崎市内であり、出演した5団体が市中心部をパレードし、各地域で代々受け継がれている民俗芸能を市民会館(魚の町)で披露した。
 長崎郷土芸能保存協議会(中村七生会長)が開き46回目。今年は加盟50団体のうち、長崎シャギリ保存会▽中尾獅子浮立(ふりゅう)と唐子踊保存会▽高島鼓響塾(姫大蛇)▽式見女角力(ずもう)保存会-の4団体が出演。長崎女子高龍踊(じゃおどり)部も特別出演した。
 一行は油屋町から市民会館までパレード。中心部のアーケードでは、それぞれの出し物の短縮版を披露し、迫力ある演奏と動きで道行く市民を魅了した。
 同市かき道4丁目の中島守さん(73)は「中尾獅子浮立は小さい時にお祭りで見た。シャギリの音が懐かしかった。後継者不足で大変と思うが、続けてほしい」と話した。

© 株式会社長崎新聞社