マンチェスター・シティを率いるペップ・グアルディオラ監督が、バルセロナを指揮していた当時を振り返りつつ、“ネグレイラ事件”に関して言及した。
バイエルンやマンチェスター・シティなど、指揮官となったクラブでことごとくタイトルを獲得し続けてきたグアルディオラ監督。そんな同指揮官が初めてトップチームを率い、名将の評価をほしいままにしたのが2008年から2012年にかけて指揮したバルセロナだった。
だが、バルセロナはグアルディオラ監督が率いた“黄金時代”の記憶を黒く塗り替えられかねない事態に陥っている。2001年から2018年までの約17年間にわたり、審判技術委員会(CTA)の前副会長だったホセ・マリア・エンリケス・ネグレイラ氏の所有する会社に700万ユーロ(約11億円)以上とも言われる金額を支払った嫌疑がかけられた、通称“ネグレイラ事件”。グアルディオラ監督がチームを率いた時代も疑惑の期間に含められるこの問題は、現在も当局によって捜査が続けられている。
グアルディオラ監督は、いまだ出口の見えない“ネグレイラ事件”について記者会見で直接コメント。当時自身が率いていたチームがつかんだ栄光の公正さについて述べ、不正に手を染めた可能性を断固として否定した。
「私があそこにいたとき、バルサが勝ったのはライバルより優れていたからだと確信している」
「ライバルを上回ったからこそ勝ち、そうでないときは負けていた」