2日、川崎フロンターレのFW山田新が、韓国の蔚山現代戦に向けて意気込みを語った。
2022シーズンは明治安田生命J1リーグで2位となり、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の出場権を獲得した川崎F。初戦はアウェイでジョホール・ダルル・タクジムと対戦し、マルシーニョのゴールで0-1と勝利を収めた。
3日にはホームで第2戦の蔚山戦が開催。過去2シーズン続けて対戦した相手であり、2022年はグループステージで同居し1分け1敗、2021年はラウンド16で対戦し、引き分けたがPK戦で敗れていた。
山田は初のACLを戦っているが、ジョホール戦は出番なし。ACLデビューに向けて意気込みを語った。
「グループリーグ突破に向けて勝利が必要になると思うので、相手は韓国でも上位のチームですが、しっかり自分が得点して勝たせられればと思います」
蔚山は現在Kリーグ1で首位。川崎Fはアルビレックス新潟に敗れたことでリーグ優勝の可能性が消滅した。
新たなタイトル獲得に向けて大事になるACLだが、山田は蔚山のイメージについて語った。
「昨年は対戦していないですが、去年見たり、今年の映像を見たりしてパワフルだなと感じています。個の能力は高い印象があります」
「ただ、僕らは攻撃のチームなので、攻撃で違いを見せられればと思います」
攻撃面でより相手を上回りたいと語った山田。自身のACLデビューについても言及。アウェイで感じたことを語った。
「1戦目は出場できなかったですが、雰囲気を感じて、Jリーグや国内での違うものがありました。よりタフな印象があります」
「そのところで全員の力が必要になると思うので、監督も言っていましたが気持ちの部分が普段よりも必要になるのかなと思います」
リーグ戦では現在2試合連続ゴール中。シーズン終盤に向けて調子を上げている中で、前日会見にも出席した。
鬼木達監督は「やはり得点というところにはストライカーなので非常に期待しています。ただ、自分たちで言えば、得点だけではなく、体を張ったプレー、泥臭さというのが明日のゲームには必ず必要になると思います」と語り、「韓国の選手の力強い相手に対して、新の力強さがどこまで通用するかという楽しみもあります。そういうところで、1つ色々な意味で自分を超えていくという意味ではチャレンジしてもらいたいですし、期待しています」と、大きな期待を寄せていることを明かした。
山田は前日会見について「こういった形の会見は初めてに近いので、何を喋るかあまりわかっていないです」と語りながらも、「ここ数試合は得点ができているので、得点というところで相手の気持ちを折る部分で必要になるので、得点で貢献をまずはできればと思います」と、再びゴールを決めることへの強い意欲を見せた。
