シュチェスニーとユベントス、大幅減俸伴う契約延長交渉が進行中

[写真:Getty Images]

ユベントスがポーランド代表GKヴォイチェフ・シュチェスニー(33)との契約延長交渉に力を入れているようだ。

9月23日のサッスオーロ戦で3失点に絡んだシュチェスニー。正面に飛んできたシュートを弾き切れず1失点、正面へ弾いたボールを押し込まれて2失点、冷静さに欠いた味方へのパスからオウンゴールを誘発して3失点…ユベントスは2-4の敗戦を喫した。

それでもイタリア『カルチョメルカート』は33歳の守護神を称える。「大きなミスを重ねた試合のあと、しばらく不調の続く選手は多い。ポーランド人は立ち直る術を持ち、アタランタ戦で欧州全土を見渡しても最強GKの1人であることを再確認させた」

シュチェスニーは1日に行われたアタランタ戦の74分、FWルイス・ムリエルのコースを突いた見事なFKを間一髪でビッグセーブ。90分間を通じて決め手を欠いたユベントスだが、守護神の活躍なしに勝ち点「1」の積み上げはなかったと言える。

試合後にマッシミリアーノ・アッレグリ監督からも「安定感に疑問のかけらもない」と称えられたシュチェスニーだが、これまで度々ユベントスへの愛着を公言しており、現役引退まで所属したいとの意向も明言している。

現行契約は2025年6月までとなっており、年俸は700万ユーロ(約11億1000万円)。財政難のユベントスにとって700万ユーロは非常に重たい金額とされ、大幅減俸を前提とする1年延長の交渉が進んでいるとのことだ。

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