「静岡の名前が広がるような仕掛けができたら」プロ野球2軍参加内定「ハヤテ223」川勝平太知事や静岡市に報告 地元ゆかりの元選手を首脳陣に招へいへ

静岡市の清水庵原球場を本拠地とし、プロ野球2軍への参加が内定した「ハヤテ223(ふじさん)」の代表が静岡市と川勝平太知事のもとを訪れました。

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<静岡市 大長義之副市長>
「内定おめでとうございます!」

10月2日午前、静岡市役所を訪問したのは「ハヤテ223」の杉原行洋代表です。「ハヤテ223」は9月29日に開かれたNPB=日本野球機構のオーナー会議で、2024年シーズンから2軍のウエスタン・リーグに参加することが内定しました。

<ハヤテ223 杉原行洋代表>
「市民・県民のみなさまに夢を与えられるような球団づくりをご一緒させて頂けたらと思いますのでよろしくお願いします」

静岡市の大長副市長は「市として全力で応援していく。地方創生の推進事業にも協力してほしい」などと述べました。

また、拠点とする清水庵原球場は、選手と観客の安全面が確保できていない部分があるとして、静岡市として整備を進める考えも示しました。

<ハヤテ223 杉原行洋代表>
「監督、コーチ陣に関しては、いわゆるロングリスト、数十名の候補者の中からだいたい5~10人のショートリストに絞り込んでいる状態です」

会見で杉原代表は、静岡にゆかりがあり、プロ野球で活躍した元選手と現在交渉中で、10月中に監督やコーチを決定したいと述べました。また、11月3日と4日に、独自のトライアウトを行うことも発表されました。

<ハヤテ223 杉原行洋代表>
「バランスをとって地元出身のみなさまを大切にしながら、全国に静岡県、静岡市の名前が広がるような仕掛けができたら、これ以上の喜びはありません」

午後は川勝知事のもとを訪れ、正式決定に向けたNPBからの条件を共有し、県に協力を求めました。

<静岡県 川勝平太知事>
「県営の施設を使っていただきたい。愛鷹球場にしても草薙球場にしても雨天練習場もあり、プロ仕様になってますから草薙の場合は」

「ハヤテ223」は今後、選手の確保や施設の整備を進め、問題がなければ、11月22日のオーナー会議で正式決定する見通しです。

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