1日午前8時50分ごろ、青森県佐井村沖の海上で、空に向かう渦が確認された。青森地方気象台によると、竜巻のようなものとみられる。同日は大気の状態が不安定で、県内は雷や突風、ひょうなどが発生しやすい状況だったという。被害は確認されていない。
一般社団法人くるくる佐井村には目撃した村民から情報が寄せられた。長後地区では三つの小さな渦が確認され、次第に一つにまとまり巨大化。村民は「こんなに近く大きな竜巻は久しぶりに見た」と話していたという。気象台によると、佐井村のほか、鯵ケ沢町の海上でも竜巻のようなものが確認されたという。
3日の県内は次第に高気圧に覆われるため、昼ごろから晴れる見込み。
一方で4日以降は大気の状態が再び不安定となる。気象台は6日ごろまで雷や突風、ひょうなどに注意するよう呼びかけている。