この秋「街着にしてみたい」おしゃれサッカーユニフォーム5選

近年のサッカーユニフォームでは、ストリート(つまり街着)を意識したデザインが増えている。

その傾向は数年前から始まっていたが、2023-24シーズンはそれが一段と強まったという印象だ。

そんな“ストリートを意識した”と思われる今季のユニフォームから、この秋の街着に使ってみたい5つのアイテムをピックアップしてみた。なお、今回はクラブチームのみを対象に選出している。

PSV

PSV 2023-24 Puma アウェイ ユニフォーム

オランダの名門PSVの今季アウェイユニフォームは、クラブ創設110周年を祝うクラシックなスタイルの登場となった。

ベースカラーにはライトベージュともいえるオフホワイトを使い、襟や袖部分を彩るのはワインレッド(バーガンディ)。どことなく秋を感じさせるカラーリングである。

この上品な配色、実は飲み物の「シャンパン」をイメージしたもの。クラブ110年の歴史をシャンパンでお祝いするというお洒落なデザインコンセプトだ。

ローマ

ローマ 2023-24 adidas サード ユニフォーム

最近発表されたばかりの今季サードユニフォーム。ローマでは定番カラーのブラックをベースに使ったシンプルなデザインで、袖のスリーストライプスの3色が絶妙なコンビネーション。

袖口にはデザインパターン様式の一つ「ギョーシェ」で、古代ギリシャ時代のモザイク画に触発された螺旋模様を配する。この「ギョーシェ」はハイブランドでもデザインに取り入れるパターンだ。

冬をイメージさせる漆黒の中に秋を感じさせるジャッロロッシ。日本の秋冬に使いやすいカラーリングではないだろうか。

デザインは完全にストリート(街着)を意識したものだろう。重ね着コーデのadidasのビジュアルは良い参考になるかもしれない。

マンチェスター・シティ

マンチェスター・シティ 2023-24 Puma アウェイ ユニフォーム

今季の開幕戦で登場したサードユニフォーム。デザインはホームタウンの“レンガ”に関係する。

ベージュ系のオフホワイトをベースカラーに使い、オレンジとワインレッド(バーガンディ)で彩るデザイン。これは先にご紹介した同じPumaによるPSVのユニフォームとも共通する。

エンブレム、スポンサーロゴ、メーカーロゴはレッドゴールドに光り輝く。これらの色はマンチェスターの街の発展に大きく関わったアンコーツ地区のレンガ造りの建造物等に触発されたものだ。

ただ、この色味はどことなく日本の「秋の夕暮れ」をも思わせる。この季節の街着にぴったりな一着かもしれない。

アーセナル

アーセナル 2023-24 adidas サード ユニフォーム

今季のサードユニフォームはダークグリーンをベースに採用し、ネイビーを組み合せた2カラーのデザインに。

これは1982-83シーズンのアウェイユニフォームに触発されたデザインで、アーセナルやユニフォームに詳しい方は見た瞬間に80年代を感じたことだろう。

82-83モデル復活の理由は、現代のファッションとシームレスに融合する82-83モデルのファッション性への「再評価」によるもの。当時は不人気だった色が40年以上の時を経て、お洒落デザインとして生まれ変わった。

真夏である8月中旬のリリースにもかかわらずadidasとクラブが公開したビジュアルは、秋を感じさせる80年代レトロなものだ。

ファッションでのグリーンは春や初夏のイメージもあるが、秋コーデにも使われる色。イギリスには日本と同じように四季が存在するので、サードユニフォームのビジュアルや発表のタイミングは“秋のファッション”を意識したものかもしれない。

ヴェネツィア

ヴェネツィア 2023-24 Kappa ホーム ユニフォーム

今やサッカー界のみならずファッション方面からも熱い視線を浴びるヴェネツィア。とてもイタリア2部のチームのユニフォームとは思えない洗練されたファッショナブルなデザインは毎年人気を博す。

ブラックのベースカラーにオレンジとグリーンで彩る伝統的なスタイルを継続するが、昨季モデルよりもさらに優雅で美しい仕上がり。そのデザインは完全にスポーツウェアの領域を超越したと言えるだろう。

このデザインを手掛けているのはミュンヘン(ドイツ)を拠点とするグラフィックデザインスタジオ「Bureau Borsche(ビューロー・ボルシェ)」。ファッション、音楽、建築など幅広い分野での活躍する注目の存在だ。

女性モデルのビジュアルを見ると、自分だったらこれをどのように着こなせばいいのか...と悩む。

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ちなみに屈強な選手が半袖ユニフォームを着るとこんな感じに。なんだか少しだけ安心する。

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