【宇都宮】秋の中心市街地に3基の神輿(みこし)が繰り出す「宇都宮祭」が1日、オリオン通りなどで5年ぶりに開かれた。
秋にも神輿を楽しんでもらおうと、日野町と江野町の両自治会、市中央卸売市場で働く人を中心とする「市場神輿」の3団体が2014年に始めた。19年は台風19号の影響で中止となり、20~22年は新型コロナウイルス禍のため開催を見送っていた。
3基の神輿は200人ほどの担ぎ手とともにバンバ市民広場を出発。「どっこい、どっこい」と威勢良い掛け声を響かせながら勇壮に練り歩き、オリオン通りを経由して東武宇都宮駅前までを往復した。道中では3基のみこしが対面する「どっこい甚句」も披露された。
担ぎ手として参加した氷室町、会社員阿久津征那(あくつせな)さん(22)は「初めて参加した。めちゃめちゃ楽しいです」と額の汗を拭った。