小矢部の新米食べ比べ 8日、道の駅初のメルヘン昼市

まつりに向けて準備を進める関係者=小矢部市の道の駅メルヘンおやべ

  ●おにぎり、弁当手作り 「メルきゅん女子」が企画

 小矢部市内で農業などに取り組む女性6人のグループ「メルきゅん女子」は8日、同市の道の駅メルヘンおやべでメルヘン昼市「新米まつり」を初開催する。地元のコメを使ったおにぎり配布や弁当販売を通じて新米を味わってもらう趣向とし、道の駅から小矢部の魅力を発信する。

 同グループは昨年7月から5回にわたり勉強会「メルヘンおやべワクワク会」を開き、農業と食を生かしたまちづくりで意見を交わした。オリジナルの弁当作りや昼市開催などの提案が出され、2月にまとめたアクションプラン(行動計画)に盛り込んだ。

 まつりは道の駅の協力を得て円形広場で行われる。市内の生産者5団体がコシヒカリや富富富を1.5キロずつ用意し、関係者がおにぎりにして来場者に配布する。まつりの行われる午前10時~午後2時に5回に分けて配られ、生産者によって異なる新米の味を食べ比べることができる。

 市内五つの飲食店が「おやべメルヘンポーク」を使った豚の角煮丼、のり巻きの「プルコギキンパ」、チキン南蛮トルコライス、炊き込みご飯や地元野菜を詰め込んだ弁当などを販売する。小矢部園芸高の生徒がコメや野菜などを販売し、地元の田悟農産が親子で笹寿司を作る教室(有料)を開く。卵焼きの実演販売やハーブを使った調味料を作る体験コーナーも設ける。

 グループ代表の金丸晴美さん(54)は「道の駅や市内事業者のファンになってもらい、生産者と直接交流できる場にしたい」と話した。笹寿司教室の問い合わせは田悟農産=0766(67)1521=。

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