福井県の9月の平均気温が統計開始以降で過去最高 県内10観測地点すべてで

 9月の福井県内は記録的な残暑となり、月平均気温が敦賀市26.7度、福井市26.2度でこれまでの最高記録をともに1.1度上回るなど、気象庁の10観測地点すべてで統計開始以降最高となった。気象庁のまとめでは今夏(6~8月)の平均気温も両市は過去最高を観測しており、夏の猛暑に続く高温となった。

 福井市の猛暑日(最高気温35度以上)は9月5日に32日目、真夏日(同30度以上)は9月30日に87日目に達し、いずれも過去最多日数を更新した。

 福井地方気象台によると、9月は太平洋高気圧が強かったため暖かい空気に覆われやすく、中旬を中心に南から暖かい空気が流れ込みやすかった。

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 9月の平均気温が敦賀、福井両市に次いで高かったのは美浜町の26.0度。坂井市三国町はこれまでの記録を1.5度上回る25.7度で、10観測地点の中で更新幅が最大となった。

 敦賀市は1898年の統計開始以降、これまでの9月平均気温の最高は25.6度(2007年)、福井市は1897年以降で最高は25.1度(1999年)だった。

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