ねぶた勇壮に練り歩く 五島・福江みなとまつり

商店街を練り歩くねぶた=五島市中央町

 長崎県五島市の秋恒例の「ねぶた巡行」が9月30、10月1両日夜、市中心部商店街で繰り広げられた。
 「福江みなとまつり」(同協賛会主催)の目玉イベントで、1977年に本場青森県から職人を招いて導入した。「ばらもん伝説」「火消しガッパ」といった地元の伝説などを題材にしたねぶたで、大きさは最大で幅約6メートル、奥行きと高さが約4メートルに及ぶ。淡い光を放ち勇壮に練り歩く。
 1日は8台が登場。笛と太鼓のはやしが鳴り響く中、ねぶたの前では「はねと」と呼ばれる踊り手たちが「ラッセラー」のかけ声で元気に飛び跳ねた。沿道は多くの見物客でにぎわった。
 同日は8団体約240人が参加した「市民総踊り」などを実施。夜には福江港で888発の打ち上げ花火が上がった。

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