府中“市のシンボル” 高校生が「ケヤキ並木」保全の必要性を授業

府中市のシンボルとして愛される、大國魂神社前のケヤキ並木。高校生がケヤキを保全する必要性を小学生に教える授業を開きました。

府中駅前にあるケヤキ並木は、国の天然記念物として指定されていて、来年で指定されてから100年となります。近隣にある都立農業高校では、2017年からケヤキ並木を保全するために、並木で採取した種を学校内の農場で育てています。

10月2日は高校の農場に小学校の児童たちを招き、造園部の生徒たちがケヤキの育て方などを教えました。

造園部の生徒:「だいたい5年で、6mに成長しました」

授業を通じて子どもたちは、歴史あるケヤキを保全する意味を学んだようです。

小学生:「今日はまだ知らないケヤキの知識をよく知れて楽しかったです」「ケヤキは人々がつないで育ててきたので、これが人々につながれて植えられたのがすごいと思った」「これからはケヤキやほかの木のことを大切に扱いたいと思った」

来月には小学生と高校生が一緒にケヤキの種を拾うなど、理解を深めるための次の授業が予定されています。

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