伝統の大会が装いを新たに 昨季「日本オープン」の舞台で開催

蝉川泰果にとって1年前の「日本オープン」優勝コースが舞台となる(撮影/中野義昌)

◇国内男子◇ACNチャンピオンシップゴルフトーナメント 事前情報◇三甲GCジャパンコース (兵庫)◇7295yd(パー72)

昨季まで「アジアパシフィック ダイヤモンドカップ」として行われてきた伝統の大会が、装いを新たに5日(木)から4日間の日程で開催される。第54回の今年から主催が関西テレビ放送と株式会社ACN(本社・大阪市中央区)に変わり、大会名称も変更。賞金総額1億円(優勝賞金2000万円)を争う。

年ごとに別のコースを巡るサーキット方式の大会は今年、兵庫県の三甲GCジャパンコースが選ばれた。昨年10月に「日本オープン」が行われ、蝉川泰果がアマチュアとして95年ぶりのナショナルオープン制覇を成し遂げた舞台だ。

歴代優勝者は引き継がれ、5月の前年大会(茨城・大洗GC)を制した今平周吾にとっては連覇のかかる一戦。賞金ランキングトップ2の金谷拓実と中島啓太は不在となり、同3位の蝉川がフィールド最上位として思い出の地に乗り込む。

今平周吾はディフェンディングチャンピオンとして乗り込む(撮影/中野義昌)

前週5年ぶりの優勝を飾った木下裕太、前年2位でアマチュア(当時)優勝に迫った鈴木晃祐、ACN契約の堀川未来夢と市原弘大らがエントリー。前週の「アジア大会」(中国・杭州)に出場したアマチュアの杉浦悠太と出利葉太一郎(ともに日大4年)も主催者推薦枠で出場する。

エントリーしていた石川遼は体調不良、前年2位の岩田寛は右足首痛のため開幕前に欠場を表明した。

<主な出場予定選手>
今平周吾、池田勇太、市原弘大、岩崎亜久竜、河本力、木下裕太、鈴木晃祐、蝉川泰果、ソン・ヨンハン、谷口徹、時松隆光、長野泰雅、永野竜太郎、平田憲聖、堀川未来夢、宮里優作、杉浦悠太(アマ)、山下勝将(アマ)

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