「ノーベル賞を取っても被害をなかったことにするわけにはいかない」 コロナワクチンの問題指摘する専門家に聞いた

ことしのノーベル生理学・医学賞に選ばれたのは、新型コロナウイルスワクチンに欠かせない技術を開発した2人の研究者でした。

2人はウイルスの設計図を体内に入れることで抗体を作る「mRNA(メッセンジャーアールエヌエー)ワクチン」が、体内で異物と認識されて炎症を起こすことを防ぐ方法を発見。

このmRNAを使う手法は、ファイザーやモデルナが開発した新型コロナワクチンで採用されました。

一方、新型コロナワクチンに否定的な医療関係者は。

(京都大学名誉教授 福島雅典医師)
「ノーベル賞というと、みんな無批判に受け入れて。いいものだ、最高の科学だと思うけれど。科学なんて、そういうものではない」

こう話したのは、京都大学名誉教授の福島雅典医師。

他の医師や研究者と共同で、ワクチン副反応の原因究明や治療法開発を目指す研究機関を立ち上げました。

今回、評価を受けた「mRNAワクチン」そのものに問題があるとみて、その解明を目指しています。

(京都大学名誉教授 福島雅典医師)
「技術自体は委員会が評価したんだから、それなりのものはあると思います。だけど、これはワクチンとしていえるものではないと思う。これだけ多くの被害が出ていて、ノーベル賞を取ったからといって被害をなかったことにするわけにはいかない」

このように、改めてワクチン後遺症患者のために研究を続けていく立場を示しました。

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