【マレーシア】三菱HCキャピタル、ASEAN傘下再編[金融]

三菱HCキャピタルは2日、シンガポールの完全子会社からマレーシアとタイの孫会社および、ひ孫会社計3社の株式を取得し、子会社化すると発表した。東南アジア諸国連合(ASEAN)のグループ内の資本関係を整理することで、ガバナンス(企業統治)体制を強化し、事業運営の合理化・効率化を図る。

子会社化するのは、マレーシアの三菱HCキャピタル・マレーシアと、タイのMHCマネジメント(タイランド)、三菱HCキャピタル(タイランド)の3社。シンガポールの完全子会社、三菱HCキャピタル・アジアパシフィックからこれら3社の株式を取得する。今年末までの取得完了を予定する。

三菱HCキャピタル・マレーシアは1983年の設立。首都クアラルンプールの複合施設「KLゲートウエー」にあるオフィスビル「メナラ・スエズキャップ」に入居し、リース業と金融業を手がける。資本金は6,500万リンギ(約20億6,200万円)で、三菱HCキャピタル・アジアパシフィックが全額出資している。

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