佐世保・前畑造船 漁業調査船進水 航行の安全祈願 

進水する漁業調査船「図南丸」=佐世保市、前畑造船

 長崎県佐世保市干尽町の前畑造船で3日、沖縄県水産海洋技術センターの漁業調査船の命名・進水式があり、「図南(となん)丸」と命名された。
 全長44.3メートル、幅7.6メートルで、総トン数は約218トン。定員20人。建造費は約16億3千万円。漁業の調査や海洋観測を目的とした船で引き渡しは来年1月末の予定。同日は神事を行い、関係者が航行の安全を祈願した。
 同社の北村與志郎社長は今後の建造予定などについて「来年度はないが、再来年からフェリーを中心に建造していく」としている。

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