壱岐市長選 白川氏が5選不出馬 健康面考慮 長崎県

白川博一氏

 壱岐市の白川博一市長(73)=4期目=は3日、記者会見を開き、任期満了に伴う来春の市長選に立候補しないと表明した。
 理由について「現時点で気力、体力、知力ともに問題はないが、5期目を終えるころに78歳の後期高齢者となる」と述べ、健康面などを考慮したと明かした。
 公約については「8~9割成し遂げた」と述べ、長崎県壱岐病院や市クリーンセンター(焼却場)、光ケーブル網の整備などを実績に挙げた。後継者指名はしないとし、次期市長については「DX(デジタルトランスフォーメーション)、IT(情報技術)、生成AI(人工知能)などの導入が進むと思うが、(何でも新しいものを導入するなど)間違った判断をしないでほしい」と求めた。
 白川氏は芦辺町出身。同町職員を経て2003年に同町長に、08年に市長に当選した。

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