長崎県中学駅伝の予選会 先導ミスで再レースに 雲仙、南島原、大村の女子 6日実施へ

 3日に諫早市の長崎県立総合運動公園内で開催された雲仙、南島原、大村の3市合同の中学駅伝大会で、女子のレース中に先導自転車がコースを誤り、大会が不成立となる運営ミスが起きた。県中学駅伝大会の予選会を兼ねているため、3市とも6日に女子の再レースを実施する。
 主管する雲仙市中体連によると、ミスが起きたのはスタートから約1キロ地点。先導自転車が誤った方向へ曲がり、先頭集団にいた桜が原と郡の1区(2キロ)の選手がつられてコースを外れた。2選手はさらに2キロ近く走って中継所に着いた後、運営スタッフから制止された。他のチームは2区の途中で止められた。
 雲仙市中体連はコースの分岐点に目印を置かなかった点や、先導スタッフの勘違いをミスの原因に挙げている。末永栄喜会長は「運営全体の責任。申し訳ない」と陳謝。参加チームからは「レース後にショックを受けていた」「泣いている選手もいた。メンタルの回復に努めたい」など動揺の声が上がった。


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