「相手ファンもあ然」「守備はまともだったが…」CL第2節、日本人選手の評価が分かれる

写真:アーセナルの冨安(左)と、ソシエダの久保(右) ⓒGetty Images

現地時間10月3日に各地で行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ第2節で、日本人選手が出場した。

日本代表MF久保建英が所属するレアル・ソシエダは、敵地『レッドブル・アレーナ』でザルツブルグと対戦。久保は2トップの一角で先発出場を果たした。ソシエダは前半7分にスペイン代表FWミケル・オヤルサバルのゴールで先制すると、27分にはスペイン代表MFブライス・メンデスが約50メートル近く持ち上がって追加点を奪取。久保は自身に縦パスを出したメンデスに短くパスを返し、追加点に絡んでいる。

欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイト上ではアシストがついていないが、63分に交代でベンチへと下がるまで献身的な姿勢を崩さなかった久保は、チームの2003年以来20シーズンぶりのCL勝利に貢献した。現地メディアでは評価が分かれているようで、スペインメディア『Noticias de Gipuzkoa』は久保に「8点」をつけて「もはやトレードマークとなった質の高いプレーでザルツブルクファンをあ然とさせる」と高評価。一方、「6点」をつけたスペイン紙『エル・デスマルケ』のように凡庸な評価を与えたメディアも少なからず存在している。

また、アーセナルに所属する日本代表DF冨安健洋は4バックの右サイドバックで先発出場し、フル出場。チームがRCランスに1-2と逆転負けを喫したこともあり、試合後の評価は厳しめのものが多かった。イギリスメディア『90min』は「5点」という低評価。イギリスメディア『football.london』も「6点」と振るわず「いつものようにディフェンス面ではまともだった。だが、試合のラスト3分の1で精彩を欠く」と評した。また、同メディアは「コーナーキックからの左足ボレーシュートをGKにセーブされる不運もあった」と、冨安が66分につかんだビッグチャンスにも触れている。

なお、ベンフィカに所属するGK小久保玲央ブライアンは、インテル戦でベンチ入りしたものの、出場機会はなかった。

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