急に寒くなって“寒暖差疲労”に注意 疲労感・だるさ・眠気 大事なのは首・手首・足首を冷やさないこと

9月の名古屋の真夏日(30℃以上)は、26日間と観測史上最多を記録しました。

しかし、10月に入っての急な肌寒さ…、体調不良を訴える人が増えています。

(30代会社員男性)
「急にのどとかが痛くなって、風邪ではないけど咳とかも出てくるようになった」

(20代会社員男性)
「偏頭痛だったり、朝(起きること)が結構しんどかったりとか」

(40代会社員女性)
「急に寒くなったから対応できない。上半身がすごく重い。なんでだろう?」

このところの体調不良…実は「気候の変化」が原因かもしれません。

専門家に伺ったところ…

(愛知医科大学 佐藤純客員教授)
「“寒暖差疲労”と呼ばれるもの。急激に温度が下がることで、自律神経が乱れて様々な症状が出る」

佐藤医師によりますと、興奮した時や活動している時に優位になる「交感神経」と、リラックスしている時に優位になる「副交感神経」が寒暖差が生じると乱れやすいとのこと。

特に、1日の間や数日間に7℃以上の気温差があると「寒暖差疲労」は起きやすくなるということです。

(愛知医科大学 佐藤純客員教授)
「一番多いのは疲労感、だるさ、眠気。人によっては頭痛やめまいがする」

また、免疫力の低下で、風邪や新型コロナ、はたまたインフルエンザなどの感染症にも注意が必要とのこと。

名古屋のこの1週間の最高気温を見ると、先週末は33℃を超えていましたが、4日は正午時点で24℃と、11℃ほどの差になりました。

また、6月23日から3日まで25℃以上の夏日は103日連続で、これは2013年以来、最も長い記録です。

この激しい寒暖差が引き起こすと考えられる「寒暖差疲労」…その対策は?

(愛知医科大学 佐藤純客員教授)
「首、手首、足首を冷やさないように」

ポイントは「3つの首」、太い血管があるこれら「3つの首」を熱中症対策とは真逆で、温めることが効果的なのです。

また、寝る前は湯船につかって体を芯から温めた上で、睡眠時間をたっぷりとることも効果的。

これから朝晩が冷え込む季節に入ります。

規則正しい生活で乗り切りましょう!

© CBCテレビ