被害男性の車 現場から移動させたか 事件発覚おそれた可能性も 遺体損壊・遺棄事件 広島

知人男性の遺体を切断し遺棄したとして31歳の男が逮捕された事件で、被害男性の車が現場とは別の場所で見つかっていたことが、捜査関係者への取材で分かりました。

この事件は渡部大地容疑者(31)が2021年10月、広島市佐伯区にある親族の住宅で、知人の植木秀俊さん(当時70)の遺体を切断し、一部を海などに遺棄したとして逮捕されたものです。

遺体の一部は21年11月に山口県の海岸で、ことし4月には佐伯区の海岸で見つかっています。

捜査関係者によりますと、携帯電話や防犯カメラなどの履歴から事件当日、植木さんが容疑者の親族宅を訪れていたことが分かっています。一方、植木さんがこの住宅を訪れるために使ったとみられる車が、植木さんの行方が分からなくなった後、広島市内の別の場所で見つかったということです。

警察は渡部容疑者が事件の発覚をおそれ、車を移動させた可能性もあるとみて経緯を調べるとともに、殺人容疑も視野に捜査しています。

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