トヨタ自動車のインドネシア現地販売会社トヨタ・アストラ・モーター(TAM)は3日、首都ジャカルタのスディルマン中央商業地区(SCBD)にある「Ashta District 8」モールに、トヨタの電動車の専用充電所と専用駐車スペースを初めて設置したと発表した。
トヨタの電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド車(PHV)用に、出力120キロワットの超急速充電設備を1基、同27キロワットのAC(交流)充電設備を2基、設置した。利用者はモールでの買い物の間などに無料で充電できる。ハイブリッド車(HV)を含めた電動車専用の8台分の駐車スペースもある。
Ashta District 8への設置は、パイロットプロジェクトと位置づける。TAMのアントン・マーケティングディレクターはNNAに対し、今後はモールだけでなく、高速道路のレストエリアなどにも拡大していきたいと述べた。
トヨタは、電動車エコシステムの構築に向け、現在インドネシアのディーラー50カ所に、EVやPHVの充電設備を設置している。年末までに充電設備を備えるディーラーを200カ所に増やし、遅くとも2025年までに全てのディーラーに出力22キロワットの充電設備を設置する目標を掲げている。