大ぶりの実、次々と 茂木で青パパイア収穫祭 栽培順調に108本

丸々と育った実を手に笑顔の河又会長

 【茂木】牧野(まぎの)の寺山地区で、村おこしの青パパイア栽培を続けている有志6人の村おこし協議会「天空の里てらやま」は1日、今年の収穫を祝う収穫祭を現地のほ場で開いた。

 同所の河又光一(かわまたこういち)さん(68)が5年前に栽培を始め、趣旨に賛同した地域の仲間で昨年2月、同協議会を設立。今年は5月に元葉タバコ畑の農地約10アールに苗113本を定植し、猛暑や強風の害を受けながらも108本が高さ2.5メートルほどに育った。

 収穫祭には5月の定植に参加した山形修治(やまがたしゅうじ)県議や町議を含め10人余りが参加。乳白色の花の甘い香りが漂う中、幹の周囲に平均600~700グラムほどに育った大ぶりの実を次々に収穫した。霜が降りる11月末まで1本から30個以上収穫し、健康野菜として町内外の直売所に出荷する。

 当面の栽培目標とした100本を超えたことを参加者に報告した河又会長は「なりもよく、生育は順調」と笑顔を見せた。

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