〈富山新聞創刊100年・アニメEXPO〉 左ききのエレンでPR 「nifuni展」タペストリー設置

nifuni展の開催をアピールするタペストリー=高岡市の御旅屋セリオ

  ●高岡・御旅屋セリオ、20日開幕  

 富山新聞創刊100年を記念した「アニメEXPO」の一環として20日から高岡市の御旅屋セリオで開かれる「nifuni(にふに)展」を前に、富山新聞社などでつくる「元気たかおか応援プロジェクト実行委員会」はセリオ内に、開催をアピールするタペストリー(懸垂幕)を設置した。

 同展は、シリーズ累計300万部の人気漫画「左ききのエレン」で作画を手がけた高岡市の漫画家nifuniさんの初の個展。

 タペストリーは縦2.9メートル、幅1.5メートルで、「左ききのエレン」の主人公の1人「山岸エレン」が描かれている。エレンがスプレー缶で壁などに絵を描く「グラフィティアート」で才能を発揮することにちなんだデザインとなっている。

 高岡駅にも設置予定で、いずれもnifuni展最終日の11月26日まで掲示される。セリオでタペストリーを見上げた室崎珠奈さん(高岡高3年)と和泉真琴さん(同)は「良い機会なので見に行きたい」と話した。

 展覧会では「左ききのエレン」の原画やアートワークを展示し、21日と11月11日にはnifuniさんのサイン会が開かれる。会期中、nifuniさんがエレンさながらに、大型パネルなどにイラストを描く「ライブペインティング」が市内3カ所で繰り広げられ、制作風景を市民らに見てもらうことで市街地活性化につなげる。

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