ルカクを待ち受けるのは5万人のブーイング?インテルサポーターグループがローマ戦で“笛”を配布

写真:過去の自らの行いによりインテルファンから怒りを買っているルカク ©Getty Images

10月29日にスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァで行われるセリエA第10節インテル対ローマの一戦は、この男が主役になりそうだ。ローマ加入後、初の古巣対戦を約3週間後に控えるベルギー代表ロメル・ルカクは、過去に自身が犯した裏切りにより、強烈な仕返しを受けることになりそうだ。イタリア『La Gazzetta dello Sport』電子版が伝えている。

ルカクは昨シーズン、チェルシーからのレンタル移籍で古巣インテルへ自身2度目となる加入を果たすと、後半戦にかけて徐々に調子を上げ公式戦37試合、14ゴール7アシストを記録した。シーズン終了後には、インテルへの完全移籍に向けて交渉を進めるなか、ルカクはインテル経営陣やチームメイトからのメッセージを無視し、あろうことかユヴェントスとの交渉に専念した。この行動にインテル側は激怒し、インテルへの完全移籍は破談となった。

この一連の対応に失望したインテルサポーターは、10月3日にホームで開催されたチャンピオンズリーグ第2節のベンフィカ戦にて「最も望ましくない男の帰還が近づいている、備えろ」と書かれたファン雑誌を配布した。

そして、「10月29日のローマとの試合の前に、5万個の笛を配布する。我々を裏切った者がボールに触れる度にその笛を鳴らせ。我々のユニフォームを見に纏うに値しない者が、どのような扱いを受けるべきかを世界に示そう」と、クラブに背を向けたルカクに対し、強烈な復讐を試みていることが記されている。

今季、公式戦6試合で4ゴールを記録し、好調を維持するルカクがどのようなコンディションで試合に臨むのか。また、ローマ監督のジョゼ・モウリーニョは2009年に3冠を達成した古巣への帰還となる。インテル対ローマはピッチ内外で注目が集まる一戦になりそうだ。

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