富士山で「初冠雪」 昨年より5日遅い

10月5日(木)午前8時の富士山(出典:中部地方整備局富士砂防事務所ホームページ)

 5日(木)朝、甲府地方気象台は、富士山の「初冠雪」を観測したと発表した。平年より3日、昨年より5日遅い。きのう4日(水)は断続的に降水があり、山頂付近の気温が0℃を下回ったため、降雪があったとみられる。

10月5日(木)午前8時までの最低気温

初冠雪とは
 その年の「最高気温日」を観測して以降に、「山の全部または一部が、雪または白色に見える固形降水(ひょうなど)で覆われている状態を下から初めて望観できたとき」を指す。富士山の初冠雪を観測し、発表しているのは甲府地方気象台で、初冠雪の平均日は10月2日。

 なお、最も早い記録は、2008(平成20)年の8月9日、最も遅い記録は、2016(平成28)年の10月26日。一昨年(2021年)は、8月4日に日平均気温の最高値が出現したものとし、9月7日に初冠雪が観測されたが、その後、9月20日に日平均気温の最高値が更新されたため、9月7日の初冠雪は見直しとなり、正式な記録は9月26日となった。

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