首相、連合定期大会に出席 賃上げへ「意思疎通を密に」

連合の定期大会であいさつする岸田首相(奥中央)=5日午前、東京都新宿区

 連合は5日、東京都内のホテルで定期大会を開催した。岸田文雄首相が出席し「賃上げ、人への投資による経済の好循環を実現するため、皆さまとコミュニケーションを密に取りながら全力で取り組む」と強調した。自民党政権の首相としての定期大会出席は2007年の福田康夫氏以来。次期衆院選をにらみ、労働組合との距離を縮める思惑もありそうだ。

 首相は「賃上げの大きなうねりを持続的なものとし、地方や中小企業にまで広げていかなければならない」とも語った。首相の出席は連合側が要請した。

 連合が支援する立憲民主党の泉健太代表、国民民主党の玉木雄一郎代表もあいさつした。

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