「市から説明もなく誠意が感じられない」と夫が市を提訴へ 妻が新型コロナワクチン接種後に死亡 

去年11月、愛知県愛西市の女性が新型コロナワクチンの接種直後に死亡した問題で、遺族が市を相手取り損害賠償を求めて提訴することを決めました。

この問題は去年11月、愛西市に住む飯岡綾乃さん当時42歳が、市の集団接種会場で新型コロナワクチンを接種した直後に死亡したものです。

市の事故調査委員会は9月、報告書を公表し、体調が急変した際、「早期にアドレナリンが投与された場合、救命できた可能性を否定できない」と結論づけました。

夫の英治さんによりますと、公表後の日永貴章市長の記者会見中に会場に入るなどした英治さんの言動に対して、市の代理人弁護士から「はなはだ遺憾」とする抗議文が届いたということです。

こうした市の対応を受けて英治さんは、問題の責任はあくまでも市にあるとした上で、「市からの説明もなく誠意が感じられない」として、11月にも市を相手取り損害賠償を求めて提訴することを決めました。

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