「キョウゴがやってのけた!」「ダイチは役割に馴染めず」CLの“日本人対決”、試合結果と評価は真逆に?

写真:セルティックの古橋(左)と、ラツィオの鎌田(右)

現地時間10月4日に各地で行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ第2節で、日本人選手が出場した。

日本代表FW上田綺世が所属するフェイエノールトは、敵地『シビタス・メトロポリターノ』でアトレティコ・マドリードと対戦。3トップの中央で先発した上田は、前半7分に放った左足シュートがアトレティコ・マドリードのスロベニア代表GKヤン・オブラクとスペイン代表DFマリオ・エルモソに当たってゴールへと吸い込まれた。

CLデビュー戦でいきなりオウンゴールを誘発した上田。60分にベンチへと下がるまで、精力的に動き回った。チームはアトレティコ・マドリードに競り負けて2-3で敗れたものの、上田はメディアからおおむね高い評価を受けている。オランダメディア『VI』は「日本人FWは深い位置でボールを受け、放ったシュートは相手2選手に当たってからゴールイン」とゴールシーンを伝え、「すでにフェイエノールトにとって重要な存在となっていた」と称えた。

セルティックvsラツィオでは、“日本人対決”が実現した。セルティックでは、日本代表MF旗手怜央、同FW前田大然、同FW古橋亨梧がスタメン入り。一方のラツィオは同MF鎌田大地が先発した。

前半12分には、古橋に通算8試合目にして待望のCL初ゴールが生まれる。味方のダイレクトパスに反応した古橋はDFラインを抜け出し、イタリア代表GKイーヴァン・プロヴェデルと一対一に。股を抜く冷静なシュートを沈め、チームに先制点をもたらした。

しかし、セルティックは古橋のゴールを守りきれず、ラツィオに1-2と逆転負け。鎌田はフル出場を続けた。

試合後、セルティックの地元メディア『Glasgow Live』は古橋にチームトップタイの「8点」をつけ、「キョウゴがついにCLの舞台でやってのけた! アメイジングと言えるほどのフィニッシュはではなかったかもしれないが、彼は大きな自信を持つだろう」と絶賛した。

対する鎌田は、チームが後半アディショナルタイム弾で勝利を収めたなかで評価を落とした。イタリアメディア『Football ITALIA』はチーム最低タイとなる「5.5点」をつけ、「ピッチ中央で隠れがち。存在感が欠如していた」とバッサリ。試合を分析したアメリカメディア『ユーロスポーツ』も「5.5点」とし、「ダイチは、右インサイドハーフという役割に馴染めていない」と指摘。「閃きもなく、ただ淡々と仕事をこなしているだけ」と伝えた。

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