2018年のアジア大会から「日本代表&海外組に」出世組の5選手

現在行われているアジア大会。アジア版のオリンピックとも言われているコンペティションであるが、スケジュールの関係で最優先とされないこともしばしばである。

しかしその中でもこの大会を経てフル代表の主力となった選手も。今回は2018年のアジア大会に出場していた「A代表にステップアップした選手」をピックアップ。

上田綺世

当時の所属クラブ:法政大学

当時の年齢:19歳

現所属:フェイエノールト

まだ法政大学でプレーしていた上田綺世。1年時から15ゴールを奪うなど別格の活躍を見せていた。

このアジア大会では7試合中6試合に出場して3ゴールを記録しており、決勝の韓国戦では0-2とリードされたあとの延長後半10分に一矢を報いるゴールを決めている。

前田大然

当時の所属クラブ:松本山雅FC

当時の年齢:20歳

現所属:セルティック

高卒で加入した松本山雅FCで2年目のシーズンを迎え、レギュラーポジションを獲得した前田大然。その圧倒的なスピードで話題を集め、夏のアジア大会でメンバー入りした。

上田綺世との併用でストライカーポジションを任されて4試合に先発しているが、決勝戦ではサブスタートで出場機会がなかった。

板倉滉

当時の所属クラブ:ベガルタ仙台

当時の年齢:21歳

現所属:ボルシアMG

この大会では4試合で3バックシステムの中央を務めた板倉滉。累積警告のためにUAE戦は出場できなかったものの、決勝ではスタメンに返り咲いている。

当時はまだ川崎フロンターレで出場機会を与えられずにベガルタ仙台で貸し出されていたが、この半年後にマンチェスター・シティへと移籍。すぐにオランダのフローニンゲンへと期限付き移籍している。

三笘薫

当時の所属クラブ:筑波大学

当時の年齢:21歳

現所属:ブライトン

現在ではイングランド・プレミアリーグでも屈指のドリブラーとして知られるようになった三笘薫であるが、このアジア大会では意外なことに決して主力とは言い難い立場であった。

ベトナム戦とネパール戦では先発出場。後者では先制ゴールも決めたもののそれ以降はベンチが定位置となり、決勝戦でも出場機会を与えられることはなかった。

旗手怜央

当時の所属クラブ:順天堂大学

当時の年齢:20歳

現所属:セルティック

現在ではボランチとして活躍している旗手怜央であるが、順天堂大学に所属していたこのときはFWを務めていた。1.5列目の一角ととして岩崎悠人や三好康児、三笘薫らとともにポジションを争ったが出場機会は多くなかった。

この年は川崎フロンターレの特別指定選手として登録されていたがJリーグでプレーするチャンスはなく、2019年の末にデビュー。それからサイドバックとしてブレイクし、2021年にセルティックへと渡っている。

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なお、チームでは他にも三好康児、原輝綺、遠藤渓太の3名がのちに海外へと渡っている。

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