庄内浜、今季のズワイガニ漁始まる 

漁が解禁され、今季の初水揚げとなったズワイガニ=鶴岡市・鼠ケ関港

 庄内沖でのズワイガニ漁が今月に入って解禁され、4日には酒田市の酒田港や鶴岡市の由良漁港、鼠ケ関港で、いきの良いカニが水揚げされた。

 ズワイガニは底引き網漁で漁獲され、今月1日が解禁初日だったが、しけの影響や休漁日のため、4日が今季の初水揚げとなった。鼠ケ関港に水揚げした萬龍丸(まんりゅうまる)船長の飛塚裕実さん(61)は「去年並みの豊漁が見込め、大きさも良好だ」と話した。

 重さなどの基準を満たした高品質のカニは、県などでつくる庄内浜ブランド創出協議会が「庄内北前ガニ」と認定。特に品質が良いカニは「特選」となる。庄内地域の飲食店など22店舗では、庄内浜産ズワイガニの「庄内北前ガニ」のキャンペーンを来年1月15日まで展開。県漁業協同組合によると、漁期は来春までで、水揚げのピークは来年1月初めごろの見通しだ。

漁が解禁され、今季の初水揚げとなったズワイガニ=鶴岡市・鼠ケ関港
漁が解禁され、今季の初水揚げとなったズワイガニ=鶴岡市・鼠ケ関港
漁が解禁され、今季の初水揚げとなったズワイガニ=鶴岡市・鼠ケ関港

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