【シドニー共同】オーストラリアのキング資源相は4日、同国が輸出する液化天然ガス（LNG）が日本のエネルギー安全保障に不可欠だと承知していると述べた上で、将来にわたりオーストラリア国内や日本に天然ガスを安定供給するには「より多くの投資が必要だ」として、日本企業のさらなる投資を促した。共同通信との電話インタビューで語った。
日本はLNG輸入の4割以上をオーストラリアに依存。しかし同国では近年、電力不足が深刻な問題になっている。
昨年はロシアのウクライナ侵攻の影響でガスの需給が逼迫し、アルバニージー政権がLNGの輸出制限を一時検討。日本へのLNG供給が滞るとの懸念が広がった。
