江迎・潜龍酒造で本陣蔵開き 7、8日開催 佐世保市長に金賞受賞や新商品開発も報告

宮島市長(左から2人目)に「本陣蔵開き 秋の陣」や新商品の梅酒などをPRする山下社長(右から2人目)=佐世保市役所

 佐世保市江迎町の潜龍酒造の山下庄左衛門社長(64)、杜氏(とうじ)の中山直(すなお)さん(54)らが、市役所を訪れ、恒例の「本陣蔵開き 秋の陣」の開催PRや、日本酒コンクールでの金賞受賞、新商品開発の報告をした。
 蔵開きは7、8日午前10時~午後4時に開催。この時季しか味わえない「ひやおろし」シリーズの大吟醸、純米大吟醸など4種類を限定販売。飲食コーナーやイベントも充実させる。山下社長は「家族で楽しんでほしい。酒と地域の文化、食を発信する」と呼びかけた。
 また、フランスで開かれた今年の「蔵マスター」で純米部門の「本陣純米吟醸」、梅酒部門の「ウィリアムアダムス」が金賞を受賞したことを報告した。鹿町町の農園「三好園」で栽培されるかんきつ類「味美(みよし)」を使った新商品「酒蔵の梅酒 幻の佐世保レモンブレンド」を紹介。山下社長は「梅酒の甘さの中に酸味が加わりさっぱりしている」とアピールした。
 宮島大典市長は「フランスで評価され、素晴らしさが証明された。これからクルーズ船も入ってくる。国内、海外で人気が広がるよう応援したい」と語った。

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