「そのぎ茶」で長崎の魅力発信 東京・カフェ「西荻3時」 スイーツなど提供

レトロな「西荻3時」の店舗と甘奈さん=東京・西荻窪

 東京・西荻窪にあるカフェ「西荻3時」は、都内では珍しい「そのぎ茶」に特化したメニューを取りそろえている。レトロな店内で、東彼東彼杵町産のそのぎ茶や抹茶を使った香り豊かなドリンクとスイーツを提供し、若者らに人気だ。
 店は2021年5月にオープン。2階建て古民家を改装した店舗は懐かしい雰囲気が漂う。長崎市出身でオーナーの高羽沢佳子さんと娘の甘奈(かんな)さんが中心となって経営している。
 東彼杵町の若手らが立ち上げた法人「FORTHEES(フォーティーズ)」が生産する最高級のそのぎ抹茶を使用した「冷やし抹茶」などのドリンクは「優しい甘みと豊かな香り」が魅力という。「玉緑茶」は、やかんのお湯を使い、客が手ずから入れるスタイルでサービスする。
 ジェラートにそのぎ抹茶をかけて味わう「アフォガード」や、そのぎ茶を使ったスイーツも豊富に品ぞろえ。店内では波佐見焼の器なども販売している。
 佳子さんは「そのぎ茶やスイーツを通して若い人たちに長崎の魅力をもっと伝えていきたい」と話している。営業時間は午後0時半~同6時。火曜定休。電03.6454.7816。

やかんのお湯で客が手ずから入れる「玉緑茶」

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