ベルギーの高級チョコレートブランド「GODIVA」を製造・輸入するゴディバジャパン（東京）が、長崎市の老舗洋菓子店「梅月堂」とコラボしたケーキ「シースクリームチョコレート」を開発した。全国約110店で順次販売している。
ゴディバは2021年から「マンスリーシェフズセレクション」と題して全国の銘菓とコラボしている。長崎県では、菓秀苑森長（諫早市）の「半熟生カステラ」、小浜食糧（雲仙市）の「クルス」に続き3例目。
梅月堂のシースクリームは、スポンジにカスタードクリームを挟み、黄桃とパイナップル、生クリームをのせたフルーツケーキ。看板商品として長く親しまれ、近年は若い世代にも“昭和レトロ”と人気。こうしたことから、ゴディバ側からコラボを提案した。梅月堂の本田時夫社長は「全国の人に長崎のシースクリームを知ってもらえるきっかけになれば」と話す。
新商品は口溶けの良いココアスポンジ。クリームにはチョコを混ぜてコクを引き出した。トッピングは定番のフルーツ。
全国に先駆け、ゴディバのアミュプラザ長崎店（長崎市尾上町）で9月21日から販売。地元市民だけでなく、帰省客や観光客にも売れ行きは好調という。同店担当者の熊川真美さん（47）は「懐かしさと新しさを同時に感じられる。自分へのごほうびや手土産にどうぞ」とPRしている。
1箱2個入り2160円。10月6日からはゴディバオンラインショップで限定セットも販売する。
