「芋煮会発祥の地」をPRしようと、中山町の小中学校3校で2日、棒だら入りの芋煮「北前いも煮」の給食が初めて提供された。
町内には江戸期に最上川舟運で使用した船着き場があり、船頭が棒だら入りの芋煮を作って食べたと伝わっている。給食でも棒だら入りの芋煮を味わってほしいと、同町が誕生した10月に合わせて提供した。町内産の里芋を使い、子どもたちが棒だらを食べやすいように調理したという。
このうち、豊田小(大津範夫校長、112人)では、お代わりする姿も。初めて食べたという5年鎌上勇希君(11)は「魚の骨まで食べることができた。とてもおいしく、家でも味わいたい」と笑顔を見せた。