「私たちは苦しんでいる」パレスチナ避難民 ガザ地区の中学生3人が広島訪問

中東 パレスチナ自治区の中学生3人が、広島市の平和公園を訪れました。

平和公園を5日に訪れたのは、パレスチナ難民の▽ジェナーン・アブー=ユニスさん、▽ラマ・オウダさん、▽ファディ・アリさんです。3人は、パレスチナのガザ地区で暮らす中学生です。

日本が、国連機関 UNRWAとともに、パレスチナ難民の支援を始めて2023年で、70年の節目を迎えたことに伴い、来日しました。

原爆資料館では、パネルや展示品などを一つ一つ丁寧に見学しました。3人は、イスラエルと対立し、紛争が絶えない母国と、原爆で、まちを焼き尽くされたヒロシマの惨状を重ね合わせ、涙する場面もみられました。

パレスチナ難民 ラマ・オウダさん
「私たちは、(被爆後の)広島のように苦しんでいるが、再びガザ地区を立ち上がらせたい。(復興した)広島のようになりたい」

3人は、6日、県内の高校生との交流や湯崎知事と面会する予定です。

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