ペリシッチがクロアチアに帰国へ…古巣ハイドゥク・スプリトと口頭合意、トッテナムも容認か

[写真:Getty Images]

トッテナムのクロアチア代表MFイバン・ペリシッチ(34)がハイドゥク・スプリトへ移籍する見込みだ。

クロアチア代表通算129キャップを誇るペリシッチ。左右両足から強烈かつ高精度のシュートを打てる34歳は、左サイドならDFでもFWでもプレーでき、さらに強靭なフィジカルを活かしてヘディングからもゴールを奪えるという、何でも出来る超万能アタッカーだ。

クラブキャリアを振り返るとプロデビューはフランスのソショー。ベルギーの名門であるクラブ・ブルージュでの活躍が認められてドルトムントへ移籍すると、その後もヴォルフスブルク、インテル、バイエルンと渡り歩き、トッテナムには昨シーズンから所属している。

そんなペリシッチだが、選手生活終盤と言われる年齢を迎えたなか、9月に右ヒザ前十字じん帯損傷の重傷を負い、今季中の復帰すら難しい状況。イギリス『フットボール・インサイダー』によると、現在はトッテナムの許可を得て、母国クロアチアに戻っているという。

また、トッテナムとの契約が2024年6月までとなっているなか、下部組織時代を過ごしたハイドゥク・スプリトへの復帰が今夏以降噂されており、こちらは来年1月の加入を前提に個人間で口頭合意しているとのことだ。

さらに、トッテナムは先月26日にハイドゥク・スプリトからU-17クロアチア代表DFルカ・ヴシュコビッチ(16)の獲得を発表。若き逸材の獲得交渉と並行してペリシッチに関する協議もしていたとされ、契約解除か完全移籍か、何らかの形で移籍を容認する方向のようだ。

クロアチアを代表する選手ではあるものの、プロになってからは一度も母国クラブでプレーしていないペリシッチ。少年時代を過ごしたハイドゥク・スプリトへの復帰が濃厚となっている。

© 株式会社シーソーゲーム