同点の後半ATに迎えた絶好機にボールを投げ入れたボールボーイが退場…クラブが謝罪

写真はイメージです[写真:Getty Images]

ボールボーイの退場という珍しい出来事があった。
【動画】ここぞという場面でボールボーイの邪魔が入ってしまう

舞台となったのは、3日に行われたコロンビア1部リーグのシーズン後期第15節、アトレチコ・ウイラvsラ・エクイダの一戦だ。

17分に照明の問題による中断もあった試合は、ホームのアトレチコ・ウイラが先制するも、後半に退場者を出すと81分に失点し1-1の同点に。数的有利のあるラ・エクイダが勝ち越しを狙い、後半のアディショナルタイムを迎える。

アディショナルタイム目安の5分に近づいた94分、ラ・エクイダは相手のゴールキックをカット。一気に相手ゴール前での逆転のチャンスを迎える。しかし、ボックス内に入ったタイミングでゴール裏から2つ目のボールがフィールド内へ転がり、試合は絶好機で止められることとなった。

ボールを投げ入れたのはアトレチコ・ウイラ側のボールボーイ。審判はそのボールボーイに退場を命じたものの、勝ち越しのチャンスを潰されたラ・エクイダの選手たちは当然憤慨した。それでも、その後再開されたプレーでは得点できず、試合は1-1の引き分けに終わった。

なお、アトレチコ・ウイラは声明を発表。ラ・エクイダに謝罪している。

「アトレチコ・ウイラの会長および理事会の他のメンバーは、ラ・エクイダ戦に起きたボールボーイの行為について、クラブの価値観に合致しない事件であることを世間に対し表明します」

「このような事態が二度と起こらないよう、適切な措置を講じるとともに、ラ・エクイダに謝罪します。クラブは、常に私たちのすべての行動の特徴である敬意と誠実さを持って仕事をしていきます」

© 株式会社シーソーゲーム