鶴岡で「荘内大祭」パレード 忠次役・ウド鈴木さん初参加

馬上から手を振る酒井忠次役のウド鈴木さん=鶴岡市・鶴岡公園

 城下町鶴岡伝統の「荘内大祭」が6日、鶴岡市の鶴岡公園で開かれた。市中心部を練り歩く恒例の大名行列は暴風のため規模を縮小し、約200人の参加者が奉納行事や神事に臨み、公園周辺をパレードした。

 旧庄内藩主酒井家の祖で徳川四天王筆頭の酒井忠次が登場する大河ドラマ「どうする家康」にちなみ、今年はタレント・ウド鈴木さん(同市出身)が忠次役として初参加した。

 荘内神社参集殿で行われた奉納行事では、砲術隊の型披露や武者隊のパフォーマンスなどに続き、ウドさんが「みんなが笑顔で日々を暮らせることを一番に願っている」との口上を述べ、忠次が得意だった踊り「えびすくい」と、キャイ~ンの決めポーズを披露して会場を盛り上げた。馬に乗ったウドさんらが公園周辺の約500メートルを巡った。

 酒井家の先祖を祭る荘内神社創建を記念し、1877(明治10)年から行われている。夜音祭と題したイベントも初開催し、参道をプロジェクションマッピングで彩るなどした。

酒井忠次役のウド鈴木さんが馬にまたがり、パレードした=鶴岡市・鶴岡公園

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