「ぶっちゃけ毎回マイナス。儲かっていません!」“お祝いメニュー”で藤井聡太七冠を応援し続ける地元喫茶店の店長 

将棋の藤井聡太七冠が史上初の八冠制覇に王手をかける中、10月6日、7日は防衛戦となる「竜王戦七番勝負第1局」が東京で行われます。

そんな藤井七冠を応援しようと、タイトル獲得のたびに“超大盛りメニュー”などを作って、地元・瀬戸市から熱い応援を送り続けている喫茶店の店長に、メニューづくりの裏話などを聞きました。

(喫茶スマイル・鈴木松子店長)
Qいつも“お祝いメニュー”の売れ行きは好調?「それがね、そんなことないんですよ…みんなはそれで儲かってると思っているんですけどね(笑)高いのでぶっちゃけ毎回マイナスです(笑)私の気持ちでやっているだけなんです」

こう話すのは、名鉄・尾張瀬戸駅のすぐ近くにある「喫茶スマイル」の店長、鈴木松子さん。

藤井七冠の地元ということもあり、これまで数々の“応援メニュー”や“お祝いメニュー”を店で出してきました。

藤井七冠にとって“最後のタイトル”王座戦が8月31日に始まってからは、将棋の駒にみたてた落雁(らくがん)をのせた、「冷やしぜんざい」(888円)を販売。

10月6日からは竜王戦が始まり、盛り上がりを見せる中、ぜんざいの売れ行きはどうなのか…

(喫茶スマイル・鈴木松子店長)
Q.冷やしぜんざいの売れ行きは?「これまでに50個以上売れています。週末は、5~10個ほど。これ目当てでお店に来られる方もいますよ。これは“応援メニュー”で“お祝いメニュー”よりも安いからね」

ここ最近は、東京や熊本、京都、滋賀など、全国各地から藤井七冠のファンが訪れているとのこと。

(喫茶スマイル・鈴木松子店長)
「きのう(5日)も滋賀県の方が来られました。瀬戸の商店街などを観光して一泊した後に、店で竜王戦を観戦するためにまた来店すると話していました(笑)」

将棋ファンの間で「喫茶スマイル」は、もはや“聖地”となっているようです。

これまで、藤井七冠がタイトルを獲得するたびに販売してきた、超大盛りの“お祝いメニュー”を目当てに足を運ぶファンもいるのか?

八冠達成となれば、瀬戸名物の瀬戸焼そばとご飯をあわせて炒めた瀬戸焼そばめし1.2キロを八の字に盛り付けて、その上に8個のカツなどを乗せた、「スマイル8バースデー」(2888円)を販売する予定ですが…

(喫茶スマイル・鈴木松子店長)
Qいつも“お祝いメニュー”の売れ行きは好調なんですか?「それがね、そんなことないんですよ…みんなはそれで儲かってると思っているんですけどね(笑)高いのでぶっちゃけ毎回マイナスです(笑)本当に儲かっていません。儲かっていたらみんなやりますよ(笑)私の気持ちでやっているだけなんです。自分の子どもに何かやってあげる時にお金は考えないでしょ?その頃を思い出すんですよ」

成人した2人の息子がいるという鈴木さん。

藤井七冠が自分の子どもに重なるといいます。

(喫茶スマイル・鈴木松子店長)
「聡太くんがやってくれることはすごいから。私もすごいことをやらなきゃ」
Q藤井七冠に会ったことはあるんですか?「ないんですよ…会ってみたい。八冠を達成したらお祝いをしたいですね。この店で作った焼きそばを食べてくれることが私の夢です(笑)」

店長の熱い応援は藤井七冠の後押しとなるのか!

八冠制覇を狙う王座戦第4局は、10月11日に京都で行われます。

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